【月桂冠 スペシャルフリー】
今回は日本酒からちょっと離れて、月桂冠が発売したノンアルコール日本酒テイスト飲料です。・・・あんまり離れていませんね。
こちら、「大吟醸テイスト」で「コクのある味わい」なんだそうです。さて、どこまで日本酒っぽくなってるかな? 気分は「見せてもらおうか、月桂冠の日本酒テイスト飲料の性能とやらを」って感じですね。ラベル白いし。
まずは香りです。当然アルコール感はありません。わずかに青リンゴはあるかな。こういうお酒もありそうです。
口当たりはフルーティーな酸味と控えめな甘味、微かに苦味。お、これはちょっと日本酒を再現できてるかも。ただ、そこからの広がりをあまり感じません。旨味が表現しにくいのかな。原材料にアミノ酸は入っているのですが、おそらく日本酒と同じアミノ酸を添加するだけじゃ足りないんでしょうね。
後味は日本酒とは別物です。喉に酸味と苦味と辛味が残ります。辛味というのは、日本酒で言う辛口の風味ではなく、ピリっとした本当の辛味です。原材料に香辛料とあるのでこれかな? それから甘味料として使われているステビア特有の甘さも後味に残ります。
まあ、日本酒とは系統が違うと思います。でも、こういうチャレンジ精神は大好き。ぜひこれからも研究開発を頑張ってほしいです。
ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」の竜太郎。銀座でクラプを経営している化け狐です。月桂冠と伏見のお蔵さん、伏見と言えば伏見稲荷ですしね。なんとなくシュッとした見た目がイメージ合います。でもよく考えたら、アルコールフリーの日本酒というもの自体が、酒造メーカーが技術力を駆使してなんとか生き残ろうと足掻いているようにも思えます。そしてそれが、化けることのできない同胞を切り捨ててでもなんとか生き残っている、狐たちの切ない姿とも重なって見えてきました。
満足度:★★★
キツネの竜太郎の声を担当したのは、当時日本テレビのアナウンサーだった福澤朗さん。「下町ロケット」での奥沢靖之役が記憶に新しいですが、福澤さんが演じる仕事をしたのは本作が初めてです。福澤さんは大学生の時に演劇経験があり、アナウンサー離れした演技力を見せます。#平成狸合戦ぽんぽこ pic.twitter.com/S7KIIBPOoN
— キャッスル (@castle_gtm) 2019年4月5日
ちなみに製造は、月桂冠ではなくトンボ飲料というメーカーさん。ホームページ見てみたら、「シャンメリーの販売シェアは日本一(世界一)」なんだそうです。アルコール0.00%ワインテイスト飲料も作られていますね。
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