こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

四季桜 > 風間明雄さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

四季桜(しきさくら) はなのえん 特別純米酒 生】

見たまんま 酸旨ほの甘クラシック

四季桜

四季桜
四季桜
四季桜

はじめましてのお酒、栃木県宇都宮市・宇都宮酒造さんの四季桜です。日本酒の〇〇桜という銘柄名は、「さくら」なのか「ざくら」なのかという濁点問題が付きまといますが、こちらは濁らない「しきさくら」さん。
ちなみに僕が飲んだ中では、
濁らないのが四季桜、華姫桜・かたの桜初桜
濁るのは、出羽桜越後桜龍泉八重桜阿櫻
互角ですね。最初に桜が来る櫻正宗さんは当然濁りません。

日本語で言葉が連結したときに濁点が付く現象を「連濁」と言います。連濁しない場合も、ライマンの法則とか枝分かれ制約とかいろいろルールがあります。でも銘柄名の濁点ありなし問題はそんなルールとは別の例外ですね。よく言われるのは「清酒は濁らないんだから銘柄名も濁らない」というこだわり。このあたりはもうルールなんて無いから、覚えるしかありませんね。

まあともかく、四季桜さんを味わっていきましょう。
いかにもクラシックな佇まいが良い感じ。
いただきます。

香りはすっきりアルコール。かすかに米旨クラシック。

口当たり、するっと乳酸で、米旨がどんっ! 酸旨ほの甘クラシック。良い意味で、アル添みたいなアルコール感。
味わいも、見た目のまんまクラシックでした。


アテは、鶏団子小鍋。一人用の鍋なんですが、450円でこの量ってマジ!? ワカメたっぷりの旨味とやさしい塩味、柚子胡椒のパンチが効いててめちゃくちゃ美味しいです。そしてこんなのお酒に合わないわけがない!

ジブリで例えると「コクリコ坂から」の風間明雄さん。風間俊君の"父親"です。寡黙でクラシックな昭和の父親。と思ったらラストシーンのウインクがお茶目なんですよね。

好き度:★★★☆

四季桜

四季桜

【DATA】
蔵元:宇都宮酒造株式会社(栃木県宇都宮市)
造り:特別純米酒 生酒
原料米:栃木県産 五百万石 等
精米歩合:60%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+2.0 ・・・ ちょい辛
酸度:1.5 ・・・ 普通
酵母:明利小川酵母
製造年月:2024年1月

 

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