【加賀の井 純米吟醸】
華やかで スパッと切れる モダン酒



はじめましてのお酒、加賀の井さん。新潟県糸魚川市・加賀の井酒造さんのお酒です。
え?新潟?
加賀と言えば石川県なのになんで新潟のお蔵さんが加賀?
加賀の井酒造さんは、慶安3年(1650年)創業。そのすぐ後の1652年に、屋敷が加賀藩の参勤交代の本陣として使われ、お酒が献上されたんだそうです。銘柄名・加賀の井を与えたのは加賀藩2代目藩主の前田利常公。五大老・前田利家公の子で、二代将軍・徳川秀忠の娘を娶った、加賀百万石地盤を固めた大大名です。「政治は一加賀、二土佐」と讃えられたほどの名君として知られています。1652年当時、利常公は既に60歳。既に隠居しているので、参勤交代の途中に訪れたのではなく、お酒が美味しかったからわざわざ利常公の元に届けさせたのかもしれませんね。
ちなみに加賀藩の参勤交代は、今の北陸新幹線のルートとだいたい同じ。金沢から西に向かって糸魚川を通り、高田から南下して江戸に向かいます。その距離、約480km。これをだいたい13日かけて歩きました。1日平均にすると約37km、それも山道を通ってです。かなりハードですね。
そんな歴史のある加賀の井酒造さんですが、2016年12月の糸魚川大火で酒蔵が全焼してしまいます。糸魚川大火は、30時間にわたって燃え続け、約4万平方メートル147棟を焼いた大火事。もうあれから10年になるのか。今の時代にこれほどの大火事が発生するのかと驚き、印象に残ってます。加賀の井酒造さんも被害に合っていたんですね。復旧にも時間がかかり、新しい蔵は2018年春から稼働しています。
さて、今回いただくのは、加賀の井さんのレギュラー純米吟醸。レギュラーから飲めるのは銘柄の特徴を把握しやすいので助かります。
それでは飲んでいきましょう。
上立ち香、最初はほとんど感じないけど、少し温まるとほんのり爽やかアルコール。
口当たり、いきなり華やか甘酸ぽわん。メロンとほんのりラズベリー。華やかだけど最後をアルほの苦でスパッと切って後味爽やか。すっと引く。
含み香も、ふんわりモダンなベリーの酸。
華やかで爽やかなモダン酒でした。新潟らしくはないですね。でも新潟は酒蔵数がめちゃくちゃ多く、新潟らしくないモダンなお酒もたくさんあるんですけどね。

アテで合ったのは、いぶりがっこ。甘味がまるくなります。
ジブリで例えると「ハウルの動く城」の主人公・ハウル。華やかで、最初から甘味が立ってます。
好き度:★★★★
魔法使いハウル
— 芥屋夜唯🩻🎨 (@Akutaya_Yoi) 2025年6月30日
#ハウルの動く城
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【DATA】
蔵元:加賀の井酒造株式会社(新潟県糸魚川市)
造り:純米吟醸
原料米:五百万石
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
酸度:1.5 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.2 ・・・ 低め
酵母:協会901号酵母
製造年月:2026年2月
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