こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

丹山 > 二郎の母(風立ちぬ)[ジブリ酒]

丹山(たんざん) 純米酒 大阪・関西万博 EXPO 2025】

やわらかい 酸旨辛口 クラシック

丹山

丹山
丹山

はじめましてのお酒、丹山さん。京都府亀岡市・丹山酒造さんのお酒です。読みだけは談山さんと同じですね。談山さん、エロかったなあ。こちらの丹山さんは、まあ見るからに万博のお土産っぽいですね。

丹山酒造さんは、明治15年(1882年)創業。お蔵さんのある亀岡市は、観光地として有名な嵐山の上流にあたり、公式サイトにも「嵐山上流の蔵 丹山酒造」と書いています。蔵を率いるのは、5代目の蔵元杜氏・長谷川渚さんです。

渚さんは3人兄妹の末っ子。小さい時から蔵は遊び場だったそうです。お兄さんは早くから「蔵は継がない」と宣言していて、社交的なお姉さんが営業、渚さんが製造という分担で後を継いだんだそう。その後、10年間の修行を経て杜氏に、さらにその後社長にも就任されます。お名前で検索してみると、美しい杜氏として紹介されている記事もありますね。確かに素敵な方。もちろんそれだけじゃなくて、「KYOTO SIDE」というサイトの記事を読むと、杜氏としても経営者としても活躍されているのがわかります。

ちなみに、丹山酒造さんのお酒を飲むのは実は2回目です。前回飲んだのは、一昨年2023年、阪神優勝記念にいただいた「猛虎の力」というタイガースのロゴが入ったお酒でした。優勝記念と言ってもお酒の方は2006年製造の17年古酒だったんですけどね。さすがにそれは参考になりません。先入観なく飲んでいきましょう。

上立ち香、穀物乳酸ほの蜜クラシック。

口当たり、するっと水のように入ってきて、淡麗かと思ったら酸旨苦が一気にぼわん。甘味はないけどやわらかく、きれいな酸の含み香が、鼻からすっと抜けていき、後味やさしい苦渋じわり。

やわらか辛口クラシックですね。これは単体で飲むより、食事に合わせて魅力を発揮するタイプ。

 


アテで合ったのは、ムール貝のポタージュ。なにこれ超絶美味しい!! 貝の旨味がたっぷり乗った絶品スープです。そしてそのスープを飲んだ後にお酒を含むと、お酒のカドがやわらかくなって、きれいな酸旨アルがふんわり残ります。うっま!!

ジブリで例えると「風立ちぬ」の主人公二郎のお母さん。どことなくピリッと辛口な厳しさを感じますが、物腰がやわらかくて上品な美人さんです。

好き度:★★★☆

丹山

丹山

【DATA】
蔵元:丹山酒造有限会社(京都府亀岡市)
造り:純米酒
原料米:山田錦
精米歩合:70%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年9月

 

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