【両関 FLAME OF SKULL 純米吟醸】
放置後に 熟成深みの 甘ほわぁ
両関さんの甘口燗酒推奨酒。赤ドクロさんに続いて、今年から登場の青ドクロさんを飲んでいきます。
燗推奨ですが、まずは冷や(常温)から。
色はほんのり黄色。こちらも熟成の色。色合いは、赤ドクロさんと同じくらいです。
香りは、、、おっ! 全然違う! 乳酸に加えて、椎茸感のある不思議な熟旨味が前面に出ています。クセが強い! 面白い!
口当たりは、するっと酸味とほのかな蜜の甘味。熟成感ありますねえ。そこから味わいは大きくは変化しないんですが、口に含んだ直後から含み香がぼわっ! それにつられて熟成の苦味も出てきます。
面白い。面白いんだけど、正直そんなに好みではありません。
さあ、燗にしていきましょう。温度をあげたところから、ちびちび飲みつつ、ぬるくしていきます。
熱燗(50℃)~上燗(45℃)くらいでは、酸味が立ってしまって、あんまり好きじゃない。人肌燗(35℃)~日向燗(30℃)くらいが良いですね。甘さがほわんとふくらみます。うん、これくらいが好き。でも、期待ほどじゃないなあ。
ところが!
1週間ほど放置したら、甘味が開いて、熟成感もあって、酸味はちょっと優しくなりました。クセも減ってる。美味しい! 熟成の深みがある豊かな甘味が幸せです。
燗にしたら、それはそれでアリだけど、やっぱり酸味が立っちゃうかな。
僕がいちばん好きなのは、放置後の常温でした。
スペックは、
造り:純米吟醸 生詰 ・・・ お! こちらは生詰(1回火入れ)なんですね。
原料米:秋田酒こまち ・・・ 赤ドクロさんと同じ
精米歩合:55%
アルコール度数:15.0% ・・・ 普通。赤ドクロさんは16.0%でした
日本酒度:マイナス5.7 ・・・ 甘口。赤ドクロさんはマイナス3.5なので、さらに甘口。
酸度:1.5 ・・・ 普通。赤ドクロさんは1.8なので、ちょっと低くなっていますね
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のバーサさん。ニシンのパイを焼くおばあちゃんのとこのお手伝いさんです。よく「婆さん」って呼ばれてると勘違いされてるけど、名前がバーサ。歳は取っていても楽しいことが大好き。キキのほうきにまたがったりしちゃうのがおちゃめさんですね。
満足度:★★★★
魔女の宅急便を英語字幕で見て知った事実😵
— ovrsee@カナダ生活🇨🇦 (@ovrsee) 2020年7月6日
1. 青い屋根のお家のお手伝いさんは「ばーさん」じゃなくて『Bertha(バーサ)』という名前。
2. 風邪をひいたキキにおそのさんが作ったミルクがゆはOatmeal(オートミール)の事だった。#英語 #留学 #魔女の宅急便 pic.twitter.com/gfnORybDdO
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