こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

ふかもり > 耕一(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

【ふかもり 純米吟醸 無濾過生原酒 木槽しぼり】

黒糖甘→ずばっと切れる クラシック

ふかもり

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ふかもり

はじめましてのお酒、ふかもりさん。岐阜県中津川市・山内酒造さんのお酒です。

このお酒の情報を調べるのに、とある酒販店のページを見てたら気になることが書いてました。
『29BYから弊社代表 大鋸伸行が仕込ませて頂いたお酒です! 』
ん?どういうこと?
ここ、酒販店のページだよね。でも確かにラベルには「杜氏:大鋸伸行」って書いてます。
意味がわからなくてその酒販店さん・中山道大鋸なかせんどうおおがさんのトップページを開いたら、さらに凄いことが。『長年酒屋として他蔵の造った商品を仕入れて販売してきた立場として、いつかは造り手として自分達のお酒、本物の酒造りをしたいと願ってまいりました。このたび、江戸時代初期から続く中津川市上野の山内酒造場を引き継ぎ、杜氏として日本酒造りに挑むことになりました』
なんと!!

あらためて山内酒造さんの公式サイトの会社概要ページを見てみると、その経緯が書いてありました。
山内酒造さんは夫婦ふたりで酒造りをしていたんですが、後継者はおらず、このままではいずれ廃業になる運命でした。それを聞いた大鋸さんが、「私にやらせてください」と手を挙げたんだそう。このとき大鋸さんは50歳。もちろん酒造りの経験はありません。そこで、広島の日本酒類総合研究所で勉強し、蔵を引き継ぎます。
繰り返しますが、このとき大鋸さんは50歳で、酒販店の代表という仕事と責任をかかえながらの二足目のわらじです。凄い決意!! このページには、大鋸さんの熱い想いも書かれていて必見です!

その後の大賀さんは、山内酒造の元からあった銘柄「春一番地」「小町櫻」を守りつつ、新たな銘柄もリリースします。それが今回の「ふかもり」なんです。

余談ですが中山道大鋸さんのページには、ふかもりの紹介欄に『森の中の、日本一小さな酒蔵より』と書いてます。日本一小さな酒蔵、いったいいくつあるんだろう?

 

ふかもり
今回は、こちらの原料米に五百万石を使った通常品と、同じ造りでお米を酔いむすび&ひだほまれに変えた別誂えの飲み比べです。まずはスタンダードな五百万石から。

それでは、いただきます。

上立ち香、ごくおだやかに黒糖バナナ。

口当たり、するっとすっきりほのかな甘味。酸苦旨味もおだやかに出て、苦甘旨味がふんわり広がる。甘味は黒糖、苦味は焦げ。すっきりやさしいクラシック。

え? これ、日本酒度+8の辛口!? 8月製造の生酒だから経時変化でちょっと甘味が増えたのかな? まあまあ甘味を感じます。でも最後は確かにアルコールの辛口感でズバっと切れる。

 

アテは、幅広く合います。こちらのお店はアテの盛り合わせが良くて、今回はその中で、鶏の梅紫蘇和え・ピンクの紫たまねぎソースがかわいいローストポーク・〆コハダに合いました。さらに面白かったのが、長芋ポン酢。エノキの旨味と上品な砂糖の甘味、そしてちょっとショウガが効いています。それにお酒を合わせると、甘味は減るけど、複雑さがぐいっと深まってうまうま。

ジブリで例えると「崖の上のポニョ」の耕一。主人公・宗介のお父さんです。貨物船の船長をしていて、男らしさがありつつ優しい人。

好き度:★★★★

ふかもり

ふかもり

【DATA】
蔵元:山内酒造株式会社(岐阜県中津川市)
造り:純米吟醸 無濾過生原酒 木槽しぼり
原料米:五百万石
精米歩合:55%
日本酒度:+8 ・・・ 辛口
酸度:1.6 ・・・ 高め
アルコール度数:16~17% ・・・ 高め
製造年月:2025年8月

 

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