こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]龍神丸 > グランマンマーレ(崖の上のポニョ)

龍神丸りゅうじんまる 純米吟醸生原酒50 袋吊り】

柔らかく 優しい甘旨 雄大

龍神丸

龍神丸
龍神丸

お久しぶりの龍神丸さん。しかも袋吊りです。袋吊りというのは、お酒を搾って酒粕と分離する際に、袋に入れて、重力だけでぽたぽた落ちた雫を集める方法です。吊るしとか雫取りとかも言いますね。圧縮をかけないから雑味が出てこず、澄んだ味になります。今まで飲んだ袋吊りでハズレたことないんですよね。楽しみ♪

香りは、ほんのり熟成を感じる柔らかい甘旨が、ほわわわわ。これは素晴らしい。もう間違いない。

口に含むと、やっぱり柔らかい甘旨が優しくほわん。うっま!!!
そこから豊かな旨味がぐぐぐっ。雄大な美味しさがほわぁっと膨らみます。その裏からきれいな旨アルコールの含み香がふおおおーー。すっご! うまああ!

スペックは、
造り:純米吟醸 無濾過生原酒 袋吊り
原料米:兵庫県山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:18% ・・・ しっかり高アルコール
日本酒度:不明
酸度:1.1 ・・・ 低い
アミノ酸度:1.5 ・・・ 普通
酵母:明利酵母M310

前に飲んだ龍神丸さんもそうだったんですが、なぜか日本酒度非公開で酸度・アミノ酸度が公開なんですよね。普通は逆なのに。

ジブリで例えると「崖の上のポニョ」のグランマンマーレ。ポニョのお母さんの、海の女王です。その名の通り、雄大な母親。大きすぎて畏ろしいですが。
とても美しい女王です。でも実は、グランマンマーレの正体はチョウチンアンコウの人魚。人の形をしている部分がアンコウの疑似餌なんですね。この設定、めっちゃ面白くて好きなんです。

チョウチンアンコウの生殖方法は独特。オスは、矮雄わいゆうと呼ばれ、大きさはメスの1/10ほどしかありません。生殖の際には、まずその小さなオスがメスに噛みつきます。すると皮膚が融合し、血管がつながり、オスは最終的にメスの身体に吸収されて同化してしまいます。ただ、口も脳もなくなるけど、生殖器だけは残る。つまり、出すものさえ出せば、しゃべらなくても、考えなくてもいいってこと。怖っ!

宮崎駿監督の企画書によると、フジモトはグランマンマーレのたくさんの夫のうちのひとりらしいです。でも他の夫は出てきません。ということは既に…。そして、いずれフジモトも…。怖っ!

満足度:★★★★☆

龍神丸

龍神丸


関連記事:

 

ブログランキング・にほんブログ村へ←投票リンク踏んでいただけると、とても嬉しいです。

 

こるね酒店

「こるね酒店」でお勧めのお酒を販売中。
実際に飲んで美味しかったお酒だけを厳選して、わかりやすく紹介しています。

 

[rakuten:nagomisake:10000841:detail]