【本洲一 純米 生原酒 直汲み】
米旨の きれいな辛口 クラシック
はじめましての本洲一さん。広島県広島市・梅田酒造場さんのお酒です。あれ、「本州一」じゃなくて「本洲一」だったんですね。実はこの記事、初出時は本州一って書いてて、気付いて修正しました。。
県一でも日本一でも世界一でもなく、本州一というのが面白いですね。由来が知りたくて調べてみたけど、わかりませんでした。「本州 意味」でググっていろんな辞書を見てみたら、「字通」という平凡社の辞書にだけ「故郷」という意味が載ってたから、これかな?
今回のお酒は、本洲一さんの定番純米酒の限定直汲みバージョンだそうです。
直汲みというのは搾ったお酒を、タンクなどの容器に移さずに、すぐ瓶詰めしたお酒のこと。タンクで寝かせて落ち着いたものに比べて、空気に触れる時間が少なくてフレッシュなお酒になりやすいという特徴があります。その反面、ごまかしがきかない一発勝負になるので、お蔵さんの実力が出やすいのだとか。
梅田酒造場さんは、生産量が150石(一升瓶換算で15000本)と小さな蔵さん。あんまり噂も聞きません。さあ、どんなお酒かな? 飲んでいきましょう。
上立ち香、米と穀物 旨苦さ。ほんのりだけど特徴的。これはどっしりクラシックかな?
口に含むと、ほの旨味。そこから旨味がぐぐぐぐぐ。一緒に苦味とアル感ぐぐぐ。
力強い!! でもなんでだろ? 印象がきれいなんです。
後味は、ほのかに甘旨苦じわわ。
温度が上がってくると酸もぽわっと出てきて、それも美味しいですね。
この子、正直言うと、好みの方向性じゃないんです。でもなぜか好き。美味しかった!
アテの、ゴーヤのグリーンカレー和えに合わせたら、ちょっと酸味が引き出されてウマッ! 切り干し大根のごまダレ和えにも合いました。けっこう万能食中酒な感じです。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のシャルル。ドーラの長男の髭面マッチョです。髭面マッチョなのに、白スーツ着ちゃったりして、身だしなみがちゃんとしてるんですよね。コメディー要員なんだけど、よく見たら小綺麗。でもやっぱりマッチョで力強い。
で、シャルル、タイガーモス号の食堂にちっちゃい花をもってシータに会いに来るんですが、あの花はどこから持ってきたんでしょう? 「40秒で支度しな」くらい急いで出発したし、その時はまだシータを助ける前だから、自室に鉢植えがあったってこと!?かわいい!
好き度:★★★★
ドーラの長男シャルル。30歳。いかつい風貌ながら陽気で人がいい性格をしています。#天空の城ラピュタ #ラピュタ pic.twitter.com/LQOxsrNwfo
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2022年8月12日
【DATA】
蔵元:合名会社 梅田酒造場(広島県広島市)
造り:純米 生原酒 直汲み
原料米:広島県産 千本錦
精米歩合:65%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
日本酒度:+4 ・・・ 辛口
酸度:1.4 ・・・ 普通
製造年月:2023年6月
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