こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

開春 > トーマス(アーヤと魔女)[ジブリ酒]

開春(かいしゅん) 夏の宵】

クラシックな 酸苦さわやか 夏辛口

開春

開春
開春
開春

だいぶお久しぶりの開春さん。島根県大田市温泉津町・若林酒造さんのお酒です。温泉津(ゆのつ)町って地名、良いですね。その名の通りの日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた温泉津温泉(ゆのつおんせん)のある町で、石見銀山の構成資産として世界遺産にも登録されています。街並みも素敵な感じで、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。中でも若林酒造さんの建物は特にクラシックでめっちゃ良い感じ。

銘柄名「開春」の由来は、中国の4~5世紀に活躍した詩人・陶淵明の詩の1節から。陶淵明は、作品の約半数に酒のことが詠われているほどの酒飲み詩人。「及時當勉励 歳月不待人」(時に及びてはまさに勉励すべし 歳月は人を待たず)という詩では、一見すると「勉強しろよ」って言ってるように見えますが、全文を読むと「楽しめる時には酒を飲んで精一杯楽しもう。歳月は人を待っていてはくれないのだから」という意味になります。心に響きますね。

それでは陶淵明先生の教えに従って、楽しんで飲んでいきましょう。

色はわずかに澱がからんだうすうすにごり。
香りはごくおだやかにお米の旨さとかすかな酸。

口当たり、するりやわらか酸ぽわん。レモンような酸と苦味がぽわっとふくらみますが、それがなぜかフルーティーじゃなくてクラシックな印象です。そして、後味にやさしい苦酸を残してすっと消えていく。クラシックな辛口夏酒ですね。暑い日にすっと飲めて爽やかで、美味しい。


アテで合ったのは、付け合わせで少しだけ付いていたゼンマイ。少し濃いめに煮付けてあって、その塩味がお酒の爽やかさを際立たせます。

ジブリで例えると「アーヤと魔女」のトーマス。ベラ・ヤーガの使い魔の黒猫です。しなやかで爽やかだけど甘くはない優秀な猫。

好き度:★★★★

開春

開春
開春

【DATA】
蔵元:若林酒造有限会社(島根県大田市)
造り:純米 生酒
原料米:島根県つや姫
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+5 ・・・ 辛口
酸度:2.1 ・・・ 高い
アミノ酸度:1.2 ・・・ 低め
酵母:島根K-1
上槽年月:2025年4月
出荷年月:2025年7月

 

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