【基峰鶴 月夜のキホーツル 純米吟醸 おりがらみ生】
上品な やわらか酸苦 おりがらみ




久しぶりの基峰鶴さん。佐賀県
三養基郡は読めませんね。明治29年に
基峰鶴という銘柄名は、
今回は、コンセプト ワーカーズ セレクション(CWS)のお酒。CWSは、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業のブランドです。「感性に訴えるモノづくり」を大事にしたシリーズ。そして今回は、佐賀のお米と酵母にもこだわられています。
原料米のさがびよりは、佐賀県農業試験研究センターが開発し、2011年に品種登録されたお米。酒造好適米ではなく、飯米です。それも、日本穀物検定協会が発表している米の食味ランキングで、品種登録前の2010年以降毎年最高ランクの特Aを獲得している優秀なお米。佐賀県では作られているお米の約3割がさがびよりで、作付面積トップなんだとか。
そして酵母も、佐賀県工業技術センターが開発した佐賀オリジナル酵母・佐賀はがくれ酵母 SAWA-1。はがくれというのは葉隠ですね。江戸時代中期に佐賀鍋島藩士の山本常朝が著した武士道の心得を説いた本のこと。「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という一文がとくに有名です。ちなみにこの言葉は、死を賛美しているのではなく、常に死の覚悟を持ち続けることで良い仕事ができるという人生訓です。
それでは、飲んでいきましょう。
香りはごくごくおだやかで、温度が上がるとわずかに米旨乳酸がやわらかく現れます。
口当たり、とてもやわらか酸味がふわり。こんなにやわらかい酸味はちょっと珍しいですね。苦甘味に続いて旨味も出てくるけれど、それもまたやわらかい。
含み香、にごりの酸苦アルコール。後味やさしい苦味がじわり。
にごりの苦味があるけれど、やさしく上品なお酒でした。

合ったアテは、ミニトマト。トマトの旨味って意外に日本酒に合いやすいんですよね。今回もお酒の旨味がふわっと引き出されてうまっ。お酒がやさしいから、アテもおとなしい方が合いやすいです。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の絹さん。菜穂子ちゃんお付きの女中さんです。所作がきれいで上品なふんわり美人さん。
好き度:★★★★
薄い本の為に練習(嘘www)一番描きたいカットのアングルは本当に難しいのでした… pic.twitter.com/5O3InS6ZsU
— あんまりよう (@amaritonae) 2013年7月28日


【DATA】
蔵元:合資会社 基山商店(佐賀県三養基郡基山町)
造り:純米吟醸 おりがらみ 生酒
原料米:さがびより
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+2 ・・・ ちょい辛
酸度:1.7 ・・・ 高め
酵母:佐賀はがくれ酵母 SAWA-1
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