【くどき上手 純米大吟醸 雄町44】
恍惚の 甘旨たっぷり フルーティー
くどき上手で雄町で44!もうそれだけで間違いありませんね。しかもこの見た目、春に飲んで感動した、くどき上手・出羽燦々33にそっくりです。ますますテンションが上がります。このお酒がこの日のメインイベント。いつもより多めの量で注文しました。
香りは甘旨たっぷりメロンのようなフルーティー。もう美味しいのは約束されています。いつもまでも嗅いでいたい至福の香り。
口に含むと、いきなりフルーティーでシロップみたいなくっきり甘味がぽーん。控えめに優しい酸味とふっくらお米の旨味もあります。うんまーーーー!
後半に現れるジューシーな苦味と、アルコールがふわぁーっと飛び立つ含み香も恍惚!
素晴らしいです。非の打ち所がない!
一気に飲むのはもったいなくて、幸せを噛みしめながらちびちび飲んでたら、温度が上がってきました。でも味わいは全く崩れません。常温まで全部美味しい。
出羽燦々の方は1週間くらい置くと味わいが最高に開いたけど、こちらは開栓初日からそれに匹敵する美味しさです。
じゃあ、これが1週間経ったらどうなるかな?
というわけで、次の週にもう一度伺いました。お、まだギリギリ残ってる。早速注文します。
1週間後のくどき上手さんは、おとなしいじわ甘旨になりました。これはこれで良いけど、残念ながら初日ほど感動はありません。ちょっと甘ダレしちゃったかな。難しいなあ。とは言えそれでもめちゃくちゃ美味しいんですけどね。お酒の変化って面白いなあ。
ジブリで例えると「紅の豚」のフィオの台詞「きれい...世界って本当にきれい」。ポルコとフィオがピッコロ社を間一髪で脱出した後の夜明けのシーンです。そんな、清々しくて素直な感動がありました。
満足度:★★★★★
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