こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]SAKE HUNDRED > セルム(風の谷のナウシカ)

SAKEサケ HUNDREDハンドレッド 百光びゃっこう

純粋な お米の旨味が 上品に

SAKE HUNDRED

SAKE HUNDRED
SAKE HUNDRED

前に「百光 別誂」をいただいたラグジュアリー高級酒・SAKE HUNDREDさんです。なかなか入手困難なお酒ですし、そもそも金額的にも手が出ないんですが、今回は特別価格で1杯いただくことができました。

このSAKE HUNDREDというブランド、プロデュースは日本酒メディア・SAKETIMESを運営する(株)Clearさん。そして製造は全国の様々な酒蔵さんです。その中で、今回の「百光」と前回の「百光 別誂」は楯の川酒造さんが手がけられています。

別誂の方は香りが別格に素晴らしかったんですが、こちらはどんなお酒でしょう? めったにお目にかかれない高級品なので緊張してきましたが、しっかり味わっていきましょう。

香りは、美しいお米の旨味が、おだやかふわり。上品ですね。

口に含むと、ほんのり甘旨。甘味はとても儚げ。そこにいるはずなのに味として感じられないくらい。美しい幽霊を見るみたいに幽かです。
一方、旨味はじわっとふくらみます。こちらも強くはない。でも、とても豊かで深い。
お米の旨味を研ぎ澄ませたようで、雑味は全くありません。純粋で上質な旨味だけがほわほわ。とても美しいです。
その旨味もいつの間にか消えてしまいます。ほんとにそこにいたのか自信が持てないくらい、現実離れしています。

スペックは、
造り:純米大吟醸
原料米:山形県出羽燦々有機栽培)
精米歩合:18%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-2 ・・・ ちょい甘
酸度:1.3 ・・・ 低め
アミノ酸度:0.8 ・・・ とても低い。そりゃ美しいはずです。

ちなみに、「百光 別誂」の方は、お米が山田錦酵母も違うらしいですが、それ以外はほとんど同じです。

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のセルム。原作版だけに登場する森の人です。火を嫌い、腐海の中へ住居を作り、蟲を友として蟲の皮で作った防護服を身に着ける一族の、長の息子。文明のいろいろな雑味を取り去り、研ぎ澄まされた美しさと不思議な力を持っています。

満足度:★★★★☆

SAKE HUNDRED 

SAKE HUNDRED

 

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