【近江ねこ正宗 SHIRONEKO 純米吟醸】
甘えない 旨苦ズシンな どっしり猫



はじめましてのお酒、滋賀県東近江市・近江酒造の近江ねこ正宗さんです。ねこかわいい♪
「ねこが一番かわいいと思っていて、日本酒が一番おいしいと思っている。そんな、〝ねこ好き社長〟が是非とにかく商品化したいと並々ならぬ思いをこめて、商品化しました」だそうです。
「ねこが好きで、とにかく日本酒が好き。そんな方に楽しんで頂きたいお酒です」あ、僕のことですね。
ちなみにこのピンクのお鼻、やわらかいスポンジが貼ってあって立体です。さすがわかってらっしゃる。これ、立体とただの印刷では、全然かわいさが違いますよね。
それでは、飲んでいきましょう。
香りは旨苦。お、この猫、甘えんぼさんではない。
口に含むと、旨苦ズシン。なかなか体重がありますね。その旨苦はさらにじわり。
この子、全然甘えてくれません。かといっておびえてひっかいてくるわけでもない。泰然自若。傍若無人。かなりの旨辛どっしり猫です。
この感じは、温めてあげればもしかしたら仲良くなれるかも。燗にしてみましょう。いつものように、THE SHOTの空き瓶にお酒を移して、湯煎で一気に60℃とびきり燗まで上げていきます。
お! これはネコと和解できた!
冷酒ではごくわずかだった酸味が華やかに開いて、旨味がしっかり。苦味は少しおとなしくなっています。後味にはあいかわらず旨味がじわーん。
これは燗向きですね。猫だけにあたたかいのが好きみたい。
とびきり燗から、人肌燗(35℃)まで燗冷ましを楽しみましたが、僕が好きなのはやっぱりとびきり燗でした。
アテに合ったのは、お昼ごはんに作った「やみつき塩豚レタス焼きうどん」。しょっちゅう作ってるうちのレギュラー焼きうどんです。旨塩味がお酒の旨味と合わさって、ほわっとふくらんで、うまあああ。
ジブリで例えると「耳をすませば」のムーン。主人公・雫を地球屋に導いたデブ猫です。ジブリで白猫と言えば、ジジの彼女のリリーだけど、そんなタイプじゃない。愛想なんかこれっぽっちもないし、雫にも「君もかわいくないね」とか言われちゃいます。でもひとりで寂しそうに座ってると、そっと寄り添ってくれたりします。この不器用さがかわいい。
好き度:★★★☆
ちなみにいちばん上の画像は、日本酒系VTuberのおコメ。ちゃんが主催している、満月の日にお酒とお華を合わせるイベント・酒月華ぷろじぇくと に投稿した写真です。こちらのリンクを押すか、Twitterで #酒月華ぷろじぇくと で検索したら、他の方の作品も見ることができます。お華、見よう見真似ではじめてやってみたけど、めちゃくちゃ楽しい! 先生はなんと
⭐耳をすませば25th⭐
— ジブリがいっぱい どんぐり共和国【公式】 (@ghibli_dongurep) 2020年10月7日
お知らせ!
ご町内の人気者ムーンが、
耳をすませばキャンペーンの案内猫になりました❣️👏😆
10/24~どんぐり共和国各店舗にて、はりきり顔でお客様をお待ちしております✨
記念撮影OKです🎵📷 pic.twitter.com/ydKgxhwgKi
【DATA】
蔵元:近江酒造株式会社(滋賀県東近江市)
造り:純米吟醸
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+3 ・・・ 辛口
製造年月:2022年12月
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