わかむすめ＞アリエッティ(借りぐらしのアリエッティ)［ジブリ酒］

【わかむすめ月草超限定うすにごり特別純米無濾過生原酒】

甘ふわりにごりの乳酸ハーブ苦

わかむすめ

天美さんと並んで最推し銘柄のわかむすめさん。杜氏の新谷文子さんのツイートでこの月草が発売されるのを知って、わかむすめさんを売ってるお店の新着情報を毎日チェック。入荷が確認できたからさっそく買いに行きました。

ちなみに今回の写真は、月に見立てたピンポンマムと、雲に見立てたカスミ草。朧月夜の月草です。

わかむすめさんの月草、実は去年は発売されてなくて、2年ぶりなんです。僕がわかむすめさんにどハマリしたのが去年からだから、月草ははじめまして。今回のは、その月草の中でも限定版のうすにごりバージョンです。これまでに飲んだわかむすめさんは、どれも純米吟醸以上だったから、特別純米がどんな子かめっちゃ楽しみです。

月草というのは、例によって平安装束のかさねの色目。
かさねの色目の「月草」は、表が縹(はなだ)色、裏が薄縹(うすはなだ)。縹色は、古くから知られた藍染めの色名で、藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色だそうです。調べたら色コードもわかったので、色チップを作ってみました。薄縹の方が縹色よりも濃く見えるのが面白いですね。

それでは飲んでいきましょう。

開栓注意と書いてるけれど、ちょっとプシュっと言っただけで、意外に素直に開きました。せっかくのうすにごりだから、まずは上澄みからいただきます。

香りはハーブとほの乳酸。苦ハーブ感が爽やかくっきりですね。

口当たり、ピリシュワほの甘、爽やかに。そこからハーブの苦味がじゅわっと出てきて、苦アル含み香がふわあっ。苦味はけっこうあるけれど、これが何故だか嫌じゃない。清涼感のある爽やかな苦味なんです。美味しい。

そして本命、底に溜まってた澱をやさしく混ぜて、にごりにしていきます。

おっ！香りが大人しくなった！
くっきり苦ハーブは引っ込んで、ほの甘乳酸スポドリ感。

口に含むと、ほのピリおだやか甘苦ふわり。そこからやさしい甘ふわん。苦味も少しおだやかに。含み香は、にごりらしい甘苦乳酸ふわふわり。バランス良くなった！

個性が際立つのは上澄みだけど、完成度が高くまとまってるのはやっぱりうすにごりですね。めっちゃ美味しい！！

温度が上がってくると、にごり乳酸が華やかに主張してきます。それも良いですね。あえて温度上げた上でロックにするのも楽しいです。するする飲めちゃう。

わかむすめ
アテは、なんとなく合うんじゃないかと思って買ってきたカニクリームコロッケ。これがまた、めちゃくちゃ合う！上澄みにもにごりにも合います。コロッケの衣の油をお酒がうまく包んでくれて、お酒の甘味が引き出されます。そしてそれがコロッケの中身のやさしい甘旨と反応してふわあああ。幸せ～。
でもゴーダチーズにはそこそこくらいの合い方でした。もっと合うの思ったんだけどなあ。