【京千歳 純米吟醸】
はんなりと 乳酸旨渋 食中酒
松井酒造さんの蔵見学&試飲3杯目。神蔵さんの純米大吟醸白黒に続いては、はじめての銘柄・京千歳です。佇まいがクラシックっぽいですね。
公式サイトの説明によると、
『はんなりとした京の純米吟醸酒
古都京都の千歳を願う酒として誕生しました。
京都の料亭さんにお使いいただきやすいよう、お酒自体の主張は控え、お食事に合わせやすい穏やかな味わいを目指しています。』
だそうです。なるほど、それでは飲んでいきましょう。
香りはほんのりアルコール。ちょっとツンっとしてますね。
口当たりは神蔵さんの白・黒と全然違って、とろり。乳酸酸味とわずかな甘味。甘味はすぐに消えていき、旨味と渋味が現れて、後味残さず余韻がじわり。
ふんわりクラシックですね。確かにこれは食中酒。単体で飲むよりも、繊細な京料理に合わせたいお酒です。
ジブリで例えると「かぐや姫の物語」の貴族たち。かぐや姫の魅力に惑わされてはいますが、はんなり上品です。あんまりそうは描かれてない気もしますけどね。
好き度:★★★☆
【DATA】
蔵元:松井酒造株式会社(京都府京都市)
造り:純米吟醸
原料米:山田錦・雄町
精米歩合:60%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
酵母:協会酵母
酵母は、公式サイトに「酵母/協会酵母」って書いてあったんです。何号なのかが大事なんだけどなあ。
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