蔵人のかくし酒＞源さん(コクリコ坂から)［ジブリ酒］

【蔵人のかくし酒純米酒 山田錦米だけの酒】

米旨味ぐぐっと広がり奥に甘

福徳長

はじめましてのお酒、千葉県松戸市・福徳長酒類さんの「蔵人のかくし酒」です。
なんか聞いたことのある銘柄名ですが、前に飲んだのは蓬莱さんの「蔵元の隠し酒」でした。こちらは、見ての通りのパック酒。実は、料理用に買ってきたお酒です。スーパーに並んでたパック酒の中で、一番飲んでみたいと思ったのがこちら。だって、500mlで395円ですよ。四合瓶換算で569円！？なのに山田錦100％で純米！？！？まじで！？

福徳長酒造さんは、本社は松戸ですが、工場は、山梨県韮崎市と福岡県久留米市。今回のお酒は韮崎の方です。メイン銘柄は福徳長で、他に富久娘や、焼酎・博多の華も造られています。
オエノングループ傘下のお蔵さんで、グループ企業には、焼酎・鍛高譚やビッグマン、太宰治の「人間失格」にも登場するブランデーベースリキュール・電気ブランなどを造る合同酒精(株)や、日本酒・一滴千両を造る秋田県醗酵工業(株)もあります。2023年3月発表の決算を見ると、売上高は176億4500万円。大企業ですね。

さて、料理用とは言え、はじめてのお酒。まずは単体で味わってみましょう。

香りほわんと米旨アルコール。

口当たり、するんとやさしい米旨味。それがぐぐっと広がって、奥におだやか米甘と酸。
思った以上に良いですね。最後に出てくる渋味が少し雑で残念だけど、この価格でこの味なら十分納得です。

アテに作ったのは、美酒鍋。水を使わず、日本酒で煮込む鍋です。娘がお出かけで1人だったから、一人用の鍋野菜セットに鶏肉とネギと焼き豆腐とを足しました。味付けはリュウジさんのバズレシピだからもう間違いないですね。美味しかったし、お酒にもばっちり合います。
ただ、純米酒だとちょっと旨味が強かった。美酒鍋にはアル添のすっきりしたお酒の方が合ってたようですね。