【楯野川 極限 2019 Vintage】
円熟で まろやかなのに くっきりと
お久しぶりの楯野川さん。山形県酒田市・楯の川酒造さんのお酒です。
大好きな銘柄で買おうと思えば売ってるお店も知ってるのに、なぜか1年ぶりくらいですね。しまった、いろいろ逃してしまってる。
でも今回のお酒は、そんなの吹き飛ばすくらいの凄いやつです。なんせ、精米歩合8%の超高精白。前にいただいた来福さんの超精米と並んで、僕の飲んだ中では最も磨かれているお酒です。ちなみに来福さんの記事では、8%まで磨いたお米の写真も載せていて、どれくらい小さくなるのかがわかります。
こちらをいただいたのは、先日参加させていただいた、日本酒系VTuver・おコメちゃん主催のリアルイベント「なまおコメ呑み会」。主催者が用意したお酒が30本くらいなのに、参加者がいろいろ持ち込んで、合計100本以上の日本酒が集まるというとんでもないイベントです。こんなところに持ち込むお酒って、みんな気合が入ったものばっかりなんですが、その中でも飛び抜けているのが、この楯野川さんをはじめとする数本です。桁が違う! こんな素晴らしいものを持って来ていただいた神崎鉄斎さん、ありがとうございます。
なかなか飲めないお酒です。心して味わっていきましょう。いただきます。
香りおだやか甘旨アル。ほんのり熟成美しく。
口に含むと甘味と苦味。お米と蜜のやさしい甘味、ひかえめカラメルきれいな苦味。甘味がほわあっとふくらみつつ、上品旨酸加わります。後半は、じわっと旨苦現れて、味わいを締めつつ、きれいなアルコール感もぽわあああ。
美しい!
時間の積み重ねを感じますが、それによって美しさは色あせるどころか豊かになっています。
円熟のまろやかさがあって色っぽいのに、くっきりとした輪郭もあります。
これは素晴らしいお酒。
ジブリで例えると「紅の豚」のジーナさん。年齢を重ねてますます色っぽく美しくなる女性。賭け事に集まったアウトローな観客たちを一声でまとめる強さもあります。
好き度:★★★★★
カラーの練習中です
— AnnA (@AnnA38584151) 2023年6月28日
紅の豚のジーナです😄#イラスト練習 #イラスト好きさんと繋がりたい #絵描きさんと仲良くなりたい #ジブリ #紅の豚 pic.twitter.com/lcJxZWDtYM
【DATA】
蔵元:楯の川酒造株式会社(山形県酒田市)
造り:純米大吟醸 古酒
原材料:山田錦
精米歩合:8%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-2 ・・・ ちょい甘
酸度:1.1 ・・・ 低い!
アミノ酸度:0.5 ・・・ 低い!!
酵母:山形KA、協会1801号酵母
製造年月:2024年3月
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