【決戦関ヶ原 本醸造】
雑味ない 甘旨酸の クラシック





はじめましてのお酒・決戦関ヶ原さん。岐阜県大垣市・三輪酒造さんのお酒です。
今回のお酒は、「蔵べる」。
「蔵べる」シリーズは、三菱食品がプロデュースする日本酒一合瓶のシリーズです。全て同じ緑色の共通瓶で、当初は全27銘柄、現在は25銘柄が売られています。そしてこれがついに27銘柄目。完走しました!!!
それはさておき、三輪酒造さんと言えば、おそらく日本でいちばん売れてるにごり酒・白川郷を造るお蔵さん。僕も白川郷はもちろん、今回と同じ蔵べるシリーズの「まいるど白川」も飲んでいます。ちなみに三輪酒造さんも白川郷も同じ岐阜県にはありますが、道のりで169km、車では高速を使っても2時間以上かかるくらい離れています。それで白川郷って付けるのちょっと無理ない?
一方今回のお酒は「決戦関ケ原」。こちらは、三輪酒造さんから関ケ原古戦場決戦地まで、道のりで14.4km、車で28分ほどのご近所さん。ちなみに関ケ原には「関ケ原ウォーランド」という屋外テーマパークがあって、約30,000㎡の広大な敷地に、関ヶ原の戦いの様子が200体以上のコンクリート像で再現されています。その像の微妙な造形が魅力的で、ちょっと行ってみたい。
さて、それではいよいよ蔵べるシリーズ最後の1本。心して飲んでいきましょう。まずはしっかり冷やして雪冷え(5℃)から。
香りおだやか米甘旨。じんわりお米の糖分と、かすかにバナナの甘さがほわん。
口に含むと旨甘酸。米旨甘と乳酸ぽわん。少し甘めの本醸造。含み香米甘バナナがふわり。後味酸と渋味もじわん。
雑味の少ない良いクラシック本醸造ですね。美味しい!
常温に上げると少し酸が立ち、甘さに蜜感が増えました。これも良いけど、僕は酸がそんなに得意じゃないから、冷酒の方が好きですね。


クラシックを予想してたから、アテに用意したのは鰹の漬け。お米感がふわっと引き出されてうまっ。ナスと豚ひき肉の甘味噌しらたき(←クリックするとレシピが開きます)にも合います。というか、幅広くいろいろ合いそう。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の信子。主人公・海ちゃんの友達の、ちゃきちゃき爽やか左官の娘です。かわいくてちょっとクラシックでしっかりしててカッコいい。
好き度:★★★★
冠野智美が声の出演しています。
— 劇団砦 (@gekidan_toride) 2016年8月12日
本日、金曜ロードショーで、21:00-22:54
「コクリコ坂から」が、放送されます。
海ちゃんの友達の信子の声をやってます。チャキチャキの男勝りの子です。ぜひ! pic.twitter.com/jlALgPyTwy



【DATA】
蔵元:株式会社 三輪酒造(岐阜県大垣市)
造り:本醸造
精米歩合:65%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
製造年月:2024年5月
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