こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

亀甲花菱 > おキヨ(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

亀甲花菱(きっこうはなびし) 純米 生原酒 無濾過中取り】

力強い 芳醇甘旨 クラシック

亀甲花菱

亀甲花菱
亀甲花菱
亀甲花菱

はじめましてのお酒、埼玉県加須(かぞ)(かぞ)市・清水酒造さんの亀甲花菱です。小さなお蔵さんで生産量も少なく、埼玉で最も入手困難な銘柄のひとつなんだそう。

亀甲花菱とは、伝統的な和文様のひとつ。亀甲(六角形)の中に花菱(4枚花弁の花で表した菱型)をあしらった文様です。

亀甲花菱
フリー素材サイトIllustACからお借りした亀甲花菱紋を載せておきます。亀甲は、長寿に通じるおめでたい形。日本酒では信州亀齢さんを思い出しますね。亀甲花菱は亀甲紋の中でも代表的なもので、着物の柄としても一般的です。家紋としても使われ、戦国武将・浅井長政は、これを3つ重ねた「三つ盛亀甲花菱」を家紋として使用していました。

お酒の亀甲花菱の由来は、どうやら蔵元の家紋のよう。(念のため、亀甲の線の太さや花菱の形状には数々のバリエーションがあり、こちらの紋が蔵元の家紋そのままではない可能性が高いです)
カッコいい文様だと思うんですが、ラベルには使わないんですね。まあともかく、お酒をいただきましょう。

上立ち香、ぽわんと甘旨クラシック。これは芳醇!

口に含むと甘酸旨、いきなりぼわっとインパクト。うっま!!
さらに甘味がふくらんで、奥の旨味もぐっと出る。含み香ほんわり米甘苦。後味しっかり甘旨苦。それがすうっと引いていき、すっきりきれいに消えていく。
力強い芳醇甘旨クラシックでした。


アテは、焼売小鍋。前回こちらのお店でいただいた鶏団子小鍋と同じで、450円とは思えないボリューム。そして、ワカメの効いた出汁も焼売の肉旨も、お酒の旨味をぐいっと引き立たせます。

ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」のおキヨ。主人公・正吉の彼女です。モフみと甘さがあって、ふくよかでかわいい。狸だけど。

好き度:★★★★

亀甲花菱

亀甲花菱

【DATA】
蔵元:清水酒造株式会社(埼玉県加須市)
造り:純米 無濾過生原酒 中取り
精米歩合:60%
アルコール度数:17~18% ・・・ 高い
製造年月:2023年12月

 

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