【亀甲花菱 純米 生原酒 無濾過中取り】
力強い 芳醇甘旨 クラシック
はじめましてのお酒、埼玉県
亀甲花菱とは、伝統的な和文様のひとつ。亀甲(六角形)の中に花菱(4枚花弁の花で表した菱型)をあしらった文様です。
フリー素材サイトIllustACからお借りした亀甲花菱紋を載せておきます。亀甲は、長寿に通じるおめでたい形。日本酒では信州亀齢さんを思い出しますね。亀甲花菱は亀甲紋の中でも代表的なもので、着物の柄としても一般的です。家紋としても使われ、戦国武将・浅井長政は、これを3つ重ねた「三つ盛亀甲花菱」を家紋として使用していました。
お酒の亀甲花菱の由来は、どうやら蔵元の家紋のよう。(念のため、亀甲の線の太さや花菱の形状には数々のバリエーションがあり、こちらの紋が蔵元の家紋そのままではない可能性が高いです)
カッコいい文様だと思うんですが、ラベルには使わないんですね。まあともかく、お酒をいただきましょう。
上立ち香、ぽわんと甘旨クラシック。これは芳醇!
口に含むと甘酸旨、いきなりぼわっとインパクト。うっま!!
さらに甘味がふくらんで、奥の旨味もぐっと出る。含み香ほんわり米甘苦。後味しっかり甘旨苦。それがすうっと引いていき、すっきりきれいに消えていく。
力強い芳醇甘旨クラシックでした。
アテは、焼売小鍋。前回こちらのお店でいただいた鶏団子小鍋と同じで、450円とは思えないボリューム。そして、ワカメの効いた出汁も焼売の肉旨も、お酒の旨味をぐいっと引き立たせます。
ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」のおキヨ。主人公・正吉の彼女です。モフみと甘さがあって、ふくよかでかわいい。狸だけど。
好き度:★★★★
#ケモナーになったきっかけを画像でみせて
— 石村怜治🦈 (@zero_gravity666) 2023年5月30日
『平成狸合戦ぽんぽこ』より おキヨさん。
健康的な身体、当たり前にある性欲、ちょっとポストモダンなところ、全てが恰好良かった。
ただ、素養を付けてくれたのはクラシックホラー映画かもしれない…。 pic.twitter.com/ChokyZUtj6
【DATA】
蔵元:清水酒造株式会社(埼玉県加須市)
造り:純米 無濾過生原酒 中取り
精米歩合:60%
アルコール度数:17~18% ・・・ 高い
製造年月:2023年12月
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