【ヤマサン正宗 佐香錦 純米吟醸 生原酒】
しっかりと コク旨酸甘 クラシック
はじめましてのお酒、ヤマサン正宗さん。島根県出雲市・酒持田本店さんのお酒です。
実は、注文して島根というのを見るまで、長野県上田市に去年復活した山三酒造の山三かと思ってました。ついでに、山丹正宗にも似ていますね。失礼しました。でもおかげで、新しいお酒と出会うことができました。その出会いを楽しんでいきましょう。
酒持田本店さんがある出雲市と言えば、出雲杜氏のお膝元ですね。もちろん酒持田本店さんも出雲杜氏の酒造り。そして、お蔵さんから車で13分ほどのところに、酒造り発祥の地とも言われる
島根のお酒というとクラシックなものが多いイメージですが、こちらはどうでしょう?
それでは、いただきます。
香りふわっと乳酸とお米の旨さとコクもある。おっ! この日は、金雀・甲子に続いてコク3連発ですね。
口当たり、しっかり乳酸ほのコク甘旨。もうわかる、これはここから旨味が出てくるやつ。その予想通り、穀物の旨味がずずいと出てきて力強い。でも甘さもしっかりあって、味わい豊かなクラシック。美味しい。
含み香は、アル旨ほの甘、芳醇に。後味じんわり旨苦甘。やっぱり力強いです。
アテで合ったのは、マグロ。一目見てわかるくらい脂が乗っていて、お酒の旨酸が映えます。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の親方。筋肉自慢のおっさん。でも、ただの脳筋というわけでもなくて、気が荒くて喧嘩っ早そうな炭鉱夫たちをまとめ上げる実力者でもあります。そして、20歳以上年下の奥さんをもらうだけの魅力もある!
好き度:★★★★
『天空の城ラピュタ』で「すげえなあ」と思うのは、親方とおかみさんの描き方。実質的な見せ場は数分間のワンシーンしかないのに、観客は二人のキャラと間柄を完全に理解し、そして例外なく二人が大好きになる。演出した宮崎監督、声の糸博さんと鷲尾真知子さんの手腕が完璧。 pic.twitter.com/HDipNstSo6
— ncc1701 (@ncc170116) 2024年8月31日
【DATA】
蔵元:株式会社 酒持田本店(島根県出雲市)
造り:純米吟醸 生原酒
原料米:佐香錦
精米歩合:60%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
日本酒度:+2.0 ・・・ ちょい辛
酵母:協会9号系酵母
製造年月:2024年7月
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