【楽器正宗 フォルテピアノ】
爽やかな アル添低アル フルーティー
しばらくぶりの楽器正宗さん。今回は、アル添低アルの新製品、フォルテピアノです。
フォルテピアノというのは、音楽の演奏上の強弱記号のひとつ。f(フォルテ)=強く、p(ピアノ)=弱く ですね。fp(フォルテピアノ)は、強く演奏してすぐに弱くする奏法。fを■■■、pを━━━みたいな強弱感とすると、fpは■━━みたいなイメージです。つまりお酒の方も、アタックがしっかりしていて、その後おだやかな味わいになるということでしょうか。
アル添で低アルというのも面白いですね。楽器正宗さんは、僕の中の日本三大アル添酒に入るくらいアル添技術が高いので、飲めるのを楽しみにしていました。ちなみに日本三大アル添酒とは、十四代 本丸・磯自慢 本醸造・楽器正宗 本醸造です。僕が勝手に言ってるだけですが。
それでは、飲んでいきましょう。
香りは、マスカット苦アル。低アルだけど、気持ち良いアルコール感がありますね。
口当たりは、ほのピリ&軽やか甘酸。フレッシュですねえ。そこからフルーティーでジューシーな甘味がぽわんとふくらんで、最後はじわ苦味。アルコール感は、体感でも13度相当で、やさしいです。後味はすっきりきれいに消える。美味しい!
ただ、オーケストラでホルン吹いてる立場から言うと、フォルテピアノっぽくはないかなあ。フォルテはもっとインパクトがほしいし、この味わいの感じで吹くと指揮者さんから「ピアノはもっと小さく」って言われそう。お酒としては美味しいんですけどね。
アテに合わせたのは、このお店に来ると必ず注文する、イベリコ豚ベーコンのお寿司。ベーコンと言ってもほとんど脂身で真っ白なんですが、この脂がほろ甘くて旨味もたっぷりで、酢飯との調和が激ウマ。それを楽器正宗さんの爽やかさがきれいに流してくれるのも幸せ~。
スペックは、
蔵元:大木代吉本店(福島県西白河郡)
造り:特別本醸造 無濾過無加水
原料米:酒造好適米
精米歩合:60%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
日本酒度:-2 ・・・ ちょい甘
製造年月:2022年10月
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のウルスラ。森に住んでる絵描きさんです。キキよりちょっとお姉さんで、爽やかさっぱりな性格。
満足度:★★★★
自然と共に生きてる強い女性ウルスラとってもカッコイイし尊敬✨✨
— 亀の日常 (@ks89430011) 2022年11月11日
キキとウルスラ一人二役した声優高山みなみさん一人二役した理由がとっても深いので知ってまた見るとすっごく味わい深いです!魔女の宅急便は本当に何回も見れる😭 pic.twitter.com/1reXzE7KYn
関連記事: