【花見酒の上善如水 純米吟醸】
ほの甘な 華やかじわ旨 クラシック
4か月ぶりの上善さん。新潟県南魚沼郡・白瀧酒造さんのお酒です。
このお酒は、「白瀧酒造 12ヶ月のお酒2023」というシリーズの3月の分。たぶん去年までは「12ヶ月の上善如水」というシリーズだったと思うんですが、今年は上善さんだけじゃなくて、「湊屋藤助」や「魚沼」などの別ブランドも含めたシリーズになったみたいですね。上善さんの季節酒では、これまで、「ひやおろし」「ロック酒 by Jozen」「新米新酒」を飲んできました。
今回は「花見酒」。どんなのかな? さっそく飲んでいきましょう。
瓶はピンクですが、お酒の色は澄んだ透明です。
香りは、ほの甘 アルツンほわん。
口当たりは、ほんのり甘旨苦。からの旨苦じわり。じわ旨クラシックですね。
味わいは、普通の上善さんとよく似ていますね。でもこの子の方が、香りがふわっと少しだけ華やかで、味わいもほんわりやわらか。なるほど、上善さんの春酒ですねえ。
温度帯は、冷蔵庫で凍る手前くらいにキンキンに冷やすくらいが、とろっときれいで、口の中で温まるとともにふわっと香るのが美味しかったです。
そして、開栓後5日ほど放置したら、苦味がおだやかになって、さらにやさしくなりました。うん、より美味しくなってる!
アテは、春らしく、菜の花のミルクパスタ。買ってきた菜の花がちょっと開花してたから、グラスに飾ってみました。まあ、この菜の花はこの後すぐに、スタッフ(僕)が美味しくいただいたんですが。
このパスタ、上善さんにも合いますねえ。ミルクパスタのやさしい旨味とお酒のやさしい旨味が調和します。今回は洋食に振ってみましたが、上善さんは良い子だから、いろんな食事と合いそうです。
ジブリで例えると「もののけ姫」のカヤ。アシタカの元許嫁です。
実は僕の上善さんのレビュー、アシタカを巡る女たちの妄想愛憎劇が繰り広げられてきたんです。
これまでのあらすじ:
①アシタカの初めての女だけど浮気されちゃう元許嫁・カヤ(普通の上善)
→ ②タタラ場にやって来たカヤ(缶タイプの上善)
→ ③アシタカにもらった黒曜石の小刀をながめてニヤニヤするサン」(ひやおろしの上善)
→ ④アシタカをたらしこもうとする第三の女(新米新酒の上善)
うん、アシタカたいへんそう。
これは収集つかなくなってきたなあ。
っと思ってたんですが、ここにきて、やわらかい上善さん。これは、心の広い第一夫人ですね。さすがアシタカの最初の女。強気なサンや途中から入ってきたタタラ場の女の人をうまくなだめつつ、アシタカの手綱をしっかり握ってます。修羅場にしかならないと思ってた物語に、ハーレムハッピーエンドの可能性が見えてきました。まあ、そもそもカヤもサンも中の人(声優さん)は同じですしね。
好き度:★★★★
もののけ姫で好きなシーン。アシタカの許嫁のカヤが、祟り神に迫られ他の子を守るために覚悟を決めて刀を抜く仕草と表情が最高。この村の人たちの生き方や信念が凝縮していてとてもよい!ジブリ作品は設定が完璧に練り込まれていて登場人物それぞれがちゃんと生きてる #一生に一度は映画館でジブリを pic.twitter.com/JtrzTDQeoB
— tasogare (@tasogar34131222) 2020年6月28日
【DATA】
蔵元:白瀧酒造株式会社(新潟県南魚沼郡)
造り:純米吟醸
精米歩合:55%
アルコール度数:15~16% ・・・ 普通
日本酒度:+4 ・・・ ちょい辛
製造年月日:2023年2月10日
関連記事:
日本酒 ギフト 白瀧酒造 花見酒の上善如水 純米吟醸 720ml
- 価格: 1595 円
- 楽天で詳細を見る