こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

浅間嶽 > ルイ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

浅間嶽(あさまだけ) 純米吟醸 無濾過生原酒】

豊潤な 甘苦アルが 力強く

浅間嶽

浅間嶽
浅間嶽
浅間嶽

はじめましてのお酒、浅間嶽さん。長野県小諸市・大塚酒造さんのお酒です。小諸市佐久市のお隣さんで、地域としては佐久エリアになります。
佐久エリアは酒処で、13のお蔵さんが集まる地域。僕が飲んだことがある中では、佐久乃花澤の花/ボーミッシェル御園竹井筒長茜さす・寒竹 が佐久のお酒。昔は年に数回は佐久に出張に行ってたんですが、異動でそれがなくなっちゃったのが寂しいです。

浅間嶽の「嶽」は「岳」の異体字。つまり、浅間嶽は浅間山のことですね。浅間山は、長野県北佐久郡軽井沢町御代田町群馬県吾妻郡嬬恋村との境にある活火山。大塚酒造さんはその麓にあります。銘柄名は、厳しくも美しい浅間山の佇まいを味に表現すべく名づけられたのだとか。
ちなみに、前に飲んだ「浅間山」の浅間酒造さんがあるのは群馬県浅間山をはさんでちょうど反対側になります。ややこしい。

大塚酒造さんの杜氏は、八代目蔵元となる大塚白実(きよみ)さん。佐久13蔵の若手蔵元で作る佐久若葉会の中では、紅一点で最年少です。動物が好きで、高校は畜産系の高校、大学で動物行動学を学んだんだけど、蔵を継ぐことを決心したんだそう。動物じゃなくて微生物を相手にすることにしたんですね。

それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、酸甘ほわんと、黒糖ラムネ。

口に含むと、甘酸しっかり。そこに苦味も加わって、アルコール感もぐぐぐっと。熟成っぽくて熟成とは少し違う、どっしりとした強さがあります。
甘苦アルが豊かに広がる力強いお酒でした。


アテは引き続き赤魚の西京焼き。西京焼きの甘辛さがなぜかお酒の甘味を引き出してぽわあ。うっま!!

ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の、ドーラの次男のルイ。ちょび髭で、真っ先にシータの手伝いに台所に来たつもりの彼です。甘さの中に海賊らしい力強さがあります。でもちょっとかわいい。

好き度:★★★☆

浅間嶽

浅間嶽

【DATA】
蔵元:大塚酒造株式会社(長野県小諸市)
造り:純米吟醸 無濾過生原酒
原料米:長野県産 ひとごこち
精米歩合:55%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2024年2月


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